日本の自動車マーケット

拙ブログでは、ことある毎に軽自動車、ミニバン、ハイブリッド車をやり玉に挙げていますし、JC08燃費なんていうカタログ用に「作った」数値なんかおかしいとか言って話題にしていているわけですが、プジョーとか欧州車の良さを知るクルマ好きなら普通に思うことを普通に書いているだけのつもりです。
っていうか、そんな「ゆがんだ」日本の自動車マーケットですが、その理由はよーくわかっています。今日はその辺のお話を。

日本で発売しているクルマには色々なタイプがあるわけで、趣味性の強いスポーツカーやSUVなどはあるものの、ほとんどはファミリー向けの一般的なミニバンやコンパクトカーや軽自動車が占めるわけです。
このファミリーカーっていうのは家族向けのクルマなんだから当然だろうって思うわけですが、じゃあこういうクルマを購入するファミリーって誰が中心なのか。そうです奥さんまたはお母さんなのですね。

日本ではこの奥さん、お母さんの好みに合わせないと売れないのです。クルマ購入のイニシアチブを握るのは奥さん、お母さん、彼女っていうのは自動車セールスマンの間では半ば常識らしいです。っていうか知ってましたが。
かつてプジョーで206が爆発的にヒットしたのも、女性のハートに届いたからという意見が有力とか。
今の日本では女性に受けない、女性が許容できないクルマは売れないってことなのです。

ミニバンが日本の津々浦々で見られるのは、こういう奥さんお母さんのおかげで、クルマのデザインとかどうでも良くて、AT車か、レギュラーガソリン仕様か、ママ友を乗せて恥ずかしくない内装か、カップホルダーとか収納は使えるか、カタログ燃費はいいか、小回りが効くかとかが大切でミニバンが選ばれるらしいです。

高速道路で低燃費を実現するダウンサイジングターボはJC08燃費ではハイブリッドに比べて不利なので、新しいホンダステップワゴンは苦戦しているとか。ダウンサイジングターボとか欧州で話題の技術なんか奥さんがたにはどうでもいいのです。JC08の方が重要なのです。

女性は税金とか保険とか含めたクルマのトータルメンテナンスコストの考えがなくて、燃費のいいクルマが経済的って信じ込んでいるようです。っていうかメーカーもしっかりカタログに書くから納得して信じるのでしょう。
だから多少燃費が劣ってもその分快適であるとか運転が楽しいとか、そういう見えない価値を認めることができないようです。

女子会(オバ会?(^o^))でもなんとクルマの話題がでるそうで、日産のセレナはいいとかいう話になって、自分が他のクルマがいいと思っても、周りが良くないというと買うわけには行かなくなるらしいです。買ってしまおうものなら、「みんながあのとき良くないって言ったのにどうして買ったの?」なんてことになるらしいです。ヤンキー的な仲間内迎合とは恐ろしいものです。

奥さんがたからすると、支払いはどうせローンなんだから、月々の維持費が安ければいいと思うらしいです。ということはガソリン代が最大の関心事になる。保険や税金にはあまりコスト感がないみたいです。とにかく月々のガソリン代が安いのが家計にやさしいからいいクルマということになるようです。だからハイブリッド車は奥さんがたに大人気です。

メーカーがJC08燃費にこだわるのはここに秘密があったのですね。購入時にイニシアチブを持つ女性対策なわけですね。
JC08なんか、特に国産車は普通に走って出せるわけのない燃費なんですが、そんなことは女性には関係なくて、カタログ比較でのパラメータでしかないわけです。すさまじいとしか言いようがないです、奥さん。

プジョーも5008とか3008とか値段も手頃で運転していて楽しい素晴らしいミニバンを持っているのですが、日本のミニバン市場はそういう奥さんがたに牛耳られているのでなかなか売れないのでしょうね。周りはボクシーやセレナなのに、うちだけプジョー5008で目立ちまくりなんて考えただけでビビるのかもしれません。

メーカーもこういう特殊な日本市場は重々承知で、これではいけないと思いつつも、奥さんお母さんに嫌われたらビジネスが成り立たないので、逆に言えば奥さんお母さんに気に入られる付加価値・商品展開ができるかどうかが、日本で成功するためには必要ということでしょう。
プジョー車がことのほか苦戦しているのは、この辺に原因がありそうです。

【今日の言葉】 と言いつつも、うちもプジョー208の購入にGOを出したのは奥さんだったりします
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新型プリウス

このひと月ぐらいでずいぶんと新型プリウスを見かけるようになりました。クルマは発売になって見かけ始めると2万台っていうから月1万台以上のペースで売れているのかもしれません。プジョー208のこれまでの販売台数なんかひと月で追い越してしまう感じです!(^^)!

「それにしてもひどいデザインだね」って奥さん。

prius160320.jpg

CGTVでも松任谷さんが「新型プリウスが出ましたけど、まずデザインはどうですか」って聞いたら、田辺さんはじめ編集長も「・・・・」でした。

今回の新型だけでなく、これまでの3代も「ハイブリッドである以外は特徴のないクルマ」っていうのがサマリーで、ある意味自動車ジャーナリスト泣かせなクルマらしいです。

プリウスに乗っていたけどやめてしまったっていう人がいるのですが、この人の話では、唯一最大の特徴はやはり燃費がいいことらしいです。といっても平均で20㎞/Lぐらいとかで、まあアルテッツァに乗っているころならびっくりしたでしょうが、プジョー208に乗っている現在では普通に出せる燃費なので驚きません。
プリウスはハイブリッドシステムっていう余計なものを積んでいるので高価であることが弱点なんですが、クルマとしてはCセグメントでカローラクラスであると。クルマとして見れば150万ぐらいの価値しかないらしいです。
運動性能はかなり低くて、コーナーでも少しオーバースピードで入ると簡単にまっすぐ行ってしまうらしいです。っていうかあのガタイを見ているとそうだろうと想像に難くありません。
燃費と運動性能をトレードオフする時点で信じられないとしか言いようがありません。

うちの場合は山というか「峠を走れる」っていうのが運動性能として最低限の条件なので、プリウスは最初に選択肢から外れるでしょう。っていうかその前に価格で落ちるから選択肢にノミネートされることもないか。プリウスにちょい足しでBMW 118iに手が届きますから(*^^*)

ただプリウスについて気になるのは、初代からほとんど進化していないメカニズム。初代ではそれなりにメカや技術が話題になりました。発電モーターとの連結に遊星ギヤを使うっていうのはわりとナイスなアイディアだったし。
ところがそれから全然進化していません。モーターを効率化したとかバッテリーをリチウム電池にしたとかは進化とは言えないでしょう。
なんかその辺の技術の枯れっぷりを、とんでもなくへんてこりんなデザインでごまかしているようにも感じます。
視界や見切りの悪さとか取り回しのしにくさとか、2代目以降の悪いところをずっと引き継いでいるのも気になります。

売れに売れているようですが、今のところ新型プリウスに乗っているのはおじいちゃんっていうか、団塊の世代が多いような気がします。一気に集団で動く世代なので、JC08燃費とか信じてしまう情弱な「プリウス教」に洗脳された人たちなのかもしれません。

「プリウスに乗ることがあの人たちの環境への貢献なんでしょ」って奥さんは言いますが、それならリーフやアイミーブや、BMWはi7は無理にしてもi3とかに乗るべきだろうって思います。
しかもほとんど同じメカニズムな、カローラハイブリッドやSAIやレクサスHSは全然売れていないという。よりによって一番使いにくそうでかっこ悪いデザインのプリウスを選ぶのか不思議でなりません。

ジャーナリストにはプリウスはいいクルマだという人は皆無ですが、プリウスこそきちっと紹介しないと仕事にならないわけです。ただ紹介記事は「~となったそうだ」とか「~向上しているらしい」とか、メーカー発表の特長の受け売りで気持ちの入ったコメントが少ないのもこのクルマならではです。

ハイブリッドシステムの進化と使いやすく魅力的なデザインを期待した私がアカンやつだったのかもしれません((+_+))

【今日の言葉】 「プリウス教」は言い過ぎ?いや「エコカー詐欺」よりはいいでょ(*^^*)

ガソリン価格

昨日は飼っている文鳥の健診に藤沢まで行ったのですが、このあたりではレギュラーガソリンが100円を切っているのですね。99円の看板を見かけました。
一時期はレギュラーで160円を超えて燃費がいいと「言われる」ハイブリッド車やディーゼル車が売れに売れたのですが、ここ1年半ほどはだらだらとした価格下落が続きついに100円を切ったというところでしょうか。

要因としては中国の景気の減速による原油需要の低迷、イランの国際社会での緊張緩和、サウジアラビアとか産油国の減産とりやめなどで原油在庫がだぶついている状況があるようです。
特に中東からアメリカ向け原油輸出がほとんどなくなったそうで、アメリカではシェールガスのビジネスが立ち上がってきたのが原因とか。

そこへ来て最新ニュースでは、1975年依頼原油の輸出を禁止していたアメリカが輸出を解禁したと。もともと世界一の原油輸出国って言われていたアメリカが国際的な原油市場に再び参入したっていうのはかなりのインパクトになるのではないかと思います。
日本向け輸出の第一号がコスモ石油だそうで、うちが使っているスタンドのブランド。
わざわざアメリカから輸入するっていうのは、相当安いのではないかと思いますが、スタンドからは「来週から値上げの予定なので週末の給油をおすすめします」なんてメールが来ます。といってもまた週末には値下がりしたりするので訳がわかりません。
でもアメリカ産原油だと値下げになる可能性はあるかもしれないので楽しみにしています。

っていうかこの円安の状況でレギュラーが100円を切るっていうのは大変なことではないかと思います。
ハイブリッド車を買ってもJC08燃費40㎞/Lが仮に出たとしても年5万㎞で10年、50万㎞ぐらい走らないと普通のクルマを買った方が良いかもしれません。

経済アナリストの話では、春以降夏にかけて原油の在庫調整もある程度すすむので原油価格は上昇してくるだろうっていうのですが、アメリカが国際原油市場に市場参入したことで、価格低迷が長引く可能性もあるそうですが、消費者としては悪くない状況だと思います。

以前超円高でハイオクが100円を切ったときは、燃費を話題にするのもばかばかしいと言われた時代でもあったわけで、スポーツカーが急に元気が出て楽しかったことがあります。一方今は景気がいまいちなのでまた同じようなことになるかどうかはわかりませんが、楽しいクルマが出てくるのならそれはそれで歓迎したいところです。
ガソリンが高いと燃費がいいクルマに需要が流れて、燃費がいいと「言われる」ハイブリッド車が「流行」になるっていうのが今の日本の新車市場のような気がします。
ガソリン価格が下がって「燃費を気にしなくて良い」という状況になると、燃費の悪いクルマでも売れるとは言いませんが、「燃費に縛られないクルマ選びができる」ということで、クルマ選びの幅が広がるので、メーカーも楽しいクルマを揃えてくる可能性があるわけで、それが楽しみなのです。

ちなみに昨日藤沢まで一般道路を往復63㎞走りましたが、うちのプジョー208は18.2㎞/Lでした。
なんかますますハイブリッド車とか必要なくないですか?

【今日の言葉】 そもそも燃費性能優先のクルマ選びはおかしなことだとそろそろ気付いてほしいところです
プロフィール

ざがあと

Author:ざがあと
クルマを買い換えてからクルマの話題が多いのですが、本来のアイドル系やテレビ、PCの話題も根強く続けています。
って、本当はアドビイラストレータのイラストを中心にするはずだったのですが、それはそのうちぼちぼち。
プジョーの話題が多いですが、その他の話題も楽しんでいってください。

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