CVTすごい

先日娘のスペイドを運転して、初めてのCVTだったのですが、やはりちょっとショックでした。

何がショックって、変速ショックがないのがショック、なんて冗談はおいといて、これまでMT車とかAT車とか乗ってきて、「いかにエンジンのトルクをうまく引き出すか」が運転テクニックのひとつだったのですが、CVTはそう言うのを一切不要としているのだから。

トルクというのはクルマを動かす力のわけで、いわゆるパワーがあるとかないとかは、馬力でなくトルクなわけで。
実際はトランスミッションとかデファレンシャルとかタイヤを含めて「クルマを動かす力」になるのですが、話を簡単にするためエンジン出力としてのトルクに絞ります。

で、このトルクなんですが、エンジンのピストンを押す力なので、空気とガソリンをシリンダーに入れなければならない。そうすると充填効率って問題があって、回転域によってどうしても効率の高いところと低いところが出る。
現在は可変バルブタイミングであるとか過給器であるとかでフラットなトルク特性にできないこともないのですが、一般的には中低速トルク型か高回転トルク型に二極化される。当然高い馬力を得るには後者が選択される。
従ってクルマを速く走らせるためには高いトルクが出る回転数をトランスミッションで選ばなきゃならない。そのためにシフトチェンジをするわけで。
でもそれによってイメージ通りクルマを操れたときの楽しさはひとしおで、だからマニュアル車はやめられない。

のですが、このCVTったら一体なんなのだって感じです。
アクセルの踏みしろ(アクセル開度)によって、CVTのプログラムが最適なトルク出力のエンジン回転数をキープし、CVTがそのトルクを増幅させ、タイヤへの出力をほぼ一定にキープして加速する。
例えば発進から60㎞まで加速したい場合は、恐らくは指数曲線的に立ち上がりは強く、そしてその後はなだらかに60㎞まで加速するイメージがあります。
マニュアル車だったら、1速で発進してすぐに2速、20㎞/hぐらいで3速、40㎞/hで4速、50㎞/hで5速、60㎞/hになったら6速って感じでシフトアップしていくのですが、マニュアル車乗りならこういう操作は別に面倒でもないのですが、変速の時にクラッチ切ってシフトの操作をするのでトルクに「抜け」がどうしても出る。従って速度も指数曲線的ではなくステップ曲線のよう。
CVTとMTではクルマの加速としてはどちらが理想的かもう明らかですね。
そう考えるとCVTはやはりすごい!

スペイドとかもアクセルを床まで踏めばそれなりの加速が楽しめるのでしょうけど、基本今のCVTはエコというか燃費を稼ぐように制御を振っているはずで運転はまったりで楽しいものではありません。でもスポーティなトランスミッションとしての可能性はかなり高いような「期待」はあります。

CVTはスバルの軽自動車とか日産マーチが日本ではパイオニアのはずで、確かオランダのバンドーネ社がパテントを持っていたはず。その割には欧州では普及していないのが不思議です。

実は私は当時から金属ベルトを使うCVTはメカニズムとしておかしいと言い続けていました。
摩擦で高温になる金属ベルトを冷却するのにオイルを使うっていうのは理屈としておかしいだろうって、その技術に懐疑的なわけです。滑ってはいけないものをわざわざオイルで潤滑するのはどう見てもおかしいでしょう。

ひょっとするとそういう「理屈に合わないこと」が合理主義の欧州で受け入れられないのかも知れません。

【今日の言葉】 シフトチェンジ時のパワー抜けがないので、レーシングカーではバカッ速らしいです


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ざがあと

Author:ざがあと
クルマを買い換えてからクルマの話題が多いのですが、本来のアイドル系やテレビ、PCの話題も根強く続けています。
って、本当はアドビイラストレータのイラストを中心にするはずだったのですが、それはそのうちぼちぼち。
プジョーの話題が多いですが、その他の話題も楽しんでいってください。

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