プジョー208アリュール納車15ヶ月

プジョー208アリュールは、本日5月9日でちょうど納車15ヶ月になりました。
トラブルらしいトラブルは何もなく、これまでのどの国産車よりも快適なカーライフを過ごさせてもらっています。
そして、プジョーというフランス車を選んで本当に良かったと思っています。っていうかやはり欧州車はすごいです。

今回は15ヶ月の稼働報告に変えて、フランス車を選んで良かったという点、選ぶべきポイントを書いてみようかと。

【プジョー208は大衆車である】
当たり前な話で、見ればわかるのですが、プジョー208はBセグメントの大衆車です。なので「外車」っていう呼び方には違和感があります。別に208でメルセデスとかキャデラックに乗っているような気分は味わえないし、そのつもりもありません。
208は日本が誇る世界戦略車のマーチ、ヴィッツ、ジャズ、スイフトと同じ車格で、そういう意味では同じと思って良いと思います。だから特別なものではけっしてないわけですが、「それなら50万円安い国産Bセグにすればいいじゃん」っていう指摘はわかりますが、50万高くても208にする意味があるのです。

【カタログの諸元で比較すると大切なものが見えない】
そのクルマがどういうものなのか調べるにはカタログの諸元表が便利で、各項目を比較検討するのは基本でもあります。「欧州車は走りが優れている」って良く言いますが、じゃあカタログのどこを見ればいいのって。
プジョー208は「前輪:マクファーソンストラット式 後輪:トーションビーム式」って、ヴィッツと同じじゃんって?
諸元表にコイルバネのバネ定数やダンパーの減衰力、ボディ剛性の数値が載っているわけじゃないから、カタログでヴィッツより208が優れているのはわかりようがありません。「走る曲がる止まる」の一番重要な機能がカタログからは見えてこないのです。
国産車はカタログ競争重視だから、カタログに表せないところはコストを掛けない傾向があるようです。
っていうか、国産車ユーザーは、「走る曲がる止まる」なんて当たり前な機能はどうでも良いのかも知れません。だからメーカーも基本機能についてコストを掛けてまじめに作らないのかも知れません。
その代わり「JC08燃費」とか「ブレーキアシスト」とかその他装備とか、カタログに載せるとユーザーが喜びそうなところにコストを掛けるようです。

【欧州車はそんなに走りがいいのか】
そもそも走りって何なのだってわけですが、加速して、定速で走り、交差点を曲がり、ブレーキで減速し、止まるっていうのが走りなんですが、それが気持ちよくできるのが欧州車だとプジョー208に乗るようになって実感した次第。
2000回転から盛り上がるトルク、しかもフラットなトルクは気持ちよく加速してくれるし、定速域に入れば燃費が良く、アクセル開度と速度がしっかりリンク。ストロークたっぷりに動く足回りは快適そのもの。曲がるのもステアリングを切った分だけスッと曲がる。ふらついたりステアリングの切り足しや戻しなんか必要ない。ブレーキも確実にがっつりと利く。操作に対し自分のイメージ通りにクルマが挙動、反応してくれるのは本当に楽しいです。
プジョー208は大衆車とはいえ、サスペンション、足回り、ボディ剛性、エンジン、ブレーキに相当コストを掛けているのがわかります。ドアの内張りのプラスチックパネルが多少安っぽく見えても全然問題ありません。
日本と違ってヨーロッパは広いし、いろいろなクルマの使い方があるから、こういう基本機能にコストを掛けないと商品として成り立たないという事情があるのでしょう。
トーションビーム式サスペンションにしても、構造としては色々言われるのですが、しっかりと時間とコストを掛ければプジョーのように素晴らしい仕上がりができるわけで、国産車は低コストという切り口だけで採用するものだから良いサスペンションが作れるわけがないのでしょう。

【プジョー208のシートはとんでもない】
これまで何度もプジョー208のシートを褒めていますが、本当にとんでもなく良いシートです。おそらくフィットあたりのシートの4倍はコストが掛かっているのではないでしょうか。
座面の堅さは適度にあるのですが、ファブリック部分が滑らず、サイドがしっかりホールドしてくれるので、多少ロールしても運転姿勢が乱れません。ハンドルの上からメーターを見るためにアップライトなシートポジションになるので、キチッと座れるから疲れないっていうのもあるのかも知れません。
プジョー208アリュールの魅力の1/3はこのシートだと本気で思っています。
国産車のシートは、やれフルフラットになるとか、本来の機能とは関係のないところにお金を掛けているように思えてなりません。フルフラットなんて1年に何回使うんだ。それよりしっかり座れるシートにしろ、って。

【国産車にないデザイン】
デザインは好き嫌いがあるのはしょうがないのですが、プジョー208のグラマラスなエクステリアはよくデザインされていると思います。かなり前衛的ながらもシックにまとめたインテリアも、素材の選び方が優れいているのでかなりのレベルの質感を達成しています。
特にインテリアは、試乗で乗った瞬間に「これで199万円は全然高くない」思わせてくれました。

【国産車の方が高い?】
シャシーなどクルマの一番基本的なところを複数の車種で共通化してコストを下げ、ナビだ自動ブレーキだUVカットだとか「カタログ上の差別化」だけでしのぎを削る国産車の方が割高感があるのは私だけでしょうか。
ハンドルを切っても思うように曲がらず、CVTの速度調整がしにくくていらいらしながらアクセル調整をしたり、カーブではシートが体を支えてくれなくて体をよじらなきゃならなかったり、ブレーキ踏力とブレーキングがリンクしなくてひやりとしたりって、しかも燃費はJC08カタログ値の半分以下だったり、もっとちゃんと作れよって思うことがある国産車は買い得と思いますか。

【今日の言葉】 15ヶ月乗って、一度欧州車にすると国産車に戻れなくなるのがよくわかりました

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No title

プジョーというか、イタフラ車には所有する喜びがありますよね。

シート。とにかくシートが良い。
表面の触り心地が良く、柔らかい感触ながら、しっかりホールディングしてくれます。
前のクルマにはフルバケを装着していたのですが、遜色がありません。

日常から、高速道路、そして、峠まで、いつでも楽しいアリュールです。

数年前までの学生時代、レンタカー店でアルバイトをしていていろんな車に乗りました。
その経験からすると、208の「疲れない」という性能は抜群ですね。通勤も片道1時間、週末はよく遠出、という車のヘビーユースではそれがとてもありがたい点です。
国産車でもデミオ、スイフトあたりはなかなかいいんですけど、やっぱりCVTってドライブの楽しみをスポイルしているような気がして敬遠しちゃいます。
モデル末期のデミオがいまだに売れているあたり、日本人も見る目が変わったのかなぁなんて思ったりしますけどね。

長距離走行

忘れたころにこんばんは。空熊です。

納車からもう15ヶ月になるのですね。早いものです。
ウチのアリュールも変わらず絶好調ですよ。

ところで先日、宮城で嫁をもらいまして、電車で迎えに行って嫁の軽自動車で長野まで帰ってきたのですが... 参りました。

アリュールと同じようにアップライトに座ってはいるのですが、すぐに腰が痛くなってしまって。
身体も振り回されて落ち着かないし、ハンドルは路面の様子をあまり伝えないのに進路がフラつくので、微妙な修正舵をひっきりなしに入れる必要があったり。

とにかく心も身体も休まらなくて、えらく疲れてしまいました。(- -;
一般道をトコトコ走ってる分には気にならないネガが、長距離長時間の高速移動では噴出した感じです。

軽自動車と直接比べてはいかんのかもしれませんが、アリュールなら往復1,000km超走ってもあんなに疲れないです。(^^;
連続移動距離が 700km 程度までなら、余裕をもって無給油で移動できるのも思ったより重宝しますし。SA 上のガソリンスタンドを意識する必要が無いので、運転とルート選択に集中できます。

No title

いやー、208アリュールのオーナーの想いをきれいに代弁してくれる記事です。

スペックって何なんですかね。
「1.2リッター自然吸気118Nmのトルク数値とは思えない」
という評判ばかりのエンジンですが、
そういう意見ばかりだとすれば、諸元に載っている排気量とかトルクの数値ってものが
もはやほとんど意味がないものということになります。

それから、「走る」「曲がる」「止まる」という車としての基本要素ですが、
おそらくほとんどの人がこれらの要素は「基本機能」としか捉えていないと思います。
しかし、本当はこれらの要素は「基本性能」なのです。
「機能」というのは、できるかできないか、それだけです。
「性能」というのは、どれくらいできるか、という品質の要素があるわけですね。
ほとんどの人が「走る」「曲がる」「止まる」はできて当たり前としか思っていないなかで、
208アリュールのように、「走る」「曲がる」「止まる」を高い次元で達成しているということは、
理解できるわけがないんだと思うんですよ。

Re: No title

ぶーちゃんさん、こんばんは。

確かにドイツ車は大衆車のBセグCセグなら機械としてはおそらく世界一だと思いますが、所有欲は涌きません。
以前書いたようにドイツ嫌いっていうのもあるのですが、デザイン、特にインテリアは上から目線で媚びがなさ過ぎます。
やはり使っていて愛着がわくのはイタリア車、フランス車ってことなのでしょう。

もう、何回も何回も書いてますが、本当にプジョー208のシートは良いですよね。
プジョー208全シリーズだけでなくシトロエンDSシリーズにも使えるよう基本をしっかり作っているのがわかります。っていうか、欧州ではここまでシートをちゃんとやらないと生き残れないってことなのでしょう。ある意味ドイツ車のおかげかも。

ドイツ車をまねる日本車は多いのですが、肝心なところは全然まねできていなかったりします。

プジョー208の走りの良さは、タイヤと足回りとダンパー・スプリングとボディ剛性とこのシートのシンフォニーってことなのでしょう。

Re: タイトルなし

Lotさん、こんばんは。

「『疲れない』という性能」っていう概念がいいですね。
クルマのカタログには、快適性とか心地よさとかいう表現は多いのですが、それなら性能としての「疲れなさ」はどうなんだっていう尺度が比較できたら面白いです。「疲れないクルマ」っていうコンセプトでクルマを作るのもありかも。

って思うのですが、実際すでにプジョー208っていう「疲れないクルマ」が存在するんだから、世のクルマ好きはもっと驚いてもいいのではないかって思います。

このプジョー208の「疲れなさ」も、タイヤ、サスペンション、ボディ剛性、ハンドリング、シート、NVH対策を高次元で実現しているからなのでしょう。まさに「疲れなさ」は技術ですね。やっぱり世のクルマ好きにはプジョー208にもっと驚いてもらいたいです。

デミオはスカイアクティブのできが良いのと、価格が安いので売れているみたいです。もともとこのモデルが出たときからBD型ファミリアの再来って言われたほど良くできていたし、欧州でもマツダ2として人気のようです。

日本では非メジャーと言われるマツダ、スバル、スズキは足回りもしっかりと作られていて、欧州でも一定の評価を得ているようです。
ドイツでのマツダ車の人気はわりと高いそうで、スズキもスプラッシュはアジーラから多くのものを取り入れたそうでまさに欧州車という感じで評価が高いそうです。

Re: 長距離走行

空熊さん、こんばんは。忘れてませんから(^_^)v

え!?ご結婚なさったんですか。おめでとうございます。
奥様が宮城って、空熊さんの走行距離の秘密が何となくわかった気がします(笑)
プジョー208とともに長くお幸せに(^o^)

元部下のKが言うには、ってKは軽自動車が大好きな男なのですが、
「軽自動車で高速は走ってはならない。軽自動車はそういう風に作られていない」という信条の持ち主。

660CCで、このハンドリング、この安全性能で100㎞/hで走るのは自殺行為とのことです。
軽自動車は狭い街中でも取り回しがしやすく経済的だから選ばれるべきで、登録車と同じ使い方をしてはならないそうです。
だから税金が安いのだってことだそうで。

正論だ。
空熊さんはKの信条をそのまま体感した感じでしょうか。

今日本で一番売れている、増殖しているのがワゴンRタイプの軽自動車で、販売数ではこれなむ日本車ってレベルまで来ているわけで、それがこの体たらくでは「日本人のクルマ選びは大丈夫か」って言われそうで恐いです。あたかも日本人はクルマに長距離移動での安全性や快適性を求めていないように思われそうで。

プジョー208がもっと増えれば「日本人なかなかやるじゃん」って言われるかも。言われないか(笑)

Re: No title

エディさん、こんばんは。

昔のカタログには諸元表と一緒に「エンジン性能曲線」とか「走行性能曲線」っていうのが載っていて、トルクや出力の出方や各ギヤでの出力特性とか燃料消費率とか、各ギアの最高速度とかがわかったのですが。

要するにトルク曲線からエンジンの素性が大体理解できたりするわけで、最大トルク数値だけではおっしゃるとおり「まさに意味なし」です。
トルク数値と加速度の体感なんて、ギヤ比とファイナル、タイヤ径、車重などで全然変わってきますから。

こういう「エンジン性能曲線」とか「走行性能曲線」の記載が消えたのは、AT車率が上がった頃と一致するような気がします。ようするにAT車乗りはこういう情報は不要だからなのでしょうね。メーカーもほとんどのユーザーががATだから専門的でわかりにくい情報は載せないようにしたのでしょうね。

結局諸元なんて意味がないってわかれば、気に入ったクルマを実際に試乗してみて決めるしかないわけで。
ただこの場合も、それまで乗っていたクルマにも影響されるのですが、そればかりはしょうがないでしょう。

カタログに記載している流行のアイコンである「ハイブリッド」「自動ブレーキ」「駐車アシスト」とかに何も考えずに行ってしまう人が多いから、一部のメーカーでは「買わなくてもいいからまず試乗してください」っていうキャンペーンをしているのでしょうね。
それならプジョーもやらなきゃ(笑)

No title

何故かコメント付けると不正って怒られる…(^^;;

国産選ぶ前に一度試乗してみてって言いたくなりますよね。
ドアの開け閉めをして、シートに腰掛けるだけでも国産との違いを感じる事ができるでしょうから(^^)

No title

ドアの開け閉めなんですが、重い重いって言われておりますが、馴れれば
軽い力で閉めることが出来ます。音も「ボンッ」っていい音をさせます。

乗りなれていない人が閉めると、「バアァァァン」って、びっくりするくらいの勢いで
閉めます。そう言えば、国産車ってそれくらいの勢いで閉めてたなぁって
思い出して、苦笑いをしております。

Re: No title

ひろさん、こんばんは。

やはり皆さん試乗の時のインパクトは大きかったようですね(^_^)v

私もクルマで行こうとかGCTVとかでアリュールの情報をチェックしていましたが、実際ドアを開けてシートに座ったときはショックでした。ここまですごいのかって。
走り出しの乗り心地は、アルテッツァもそれなりに良かったのでそれほどとは思わなかったのですが、試乗で峠道を走らせてもらってそのハンドリングはやはりショックでした。ハンドリングは期待以上、この1.2Lは十分以上って。

やはりディーラーは売る気があるのなら、見てさわって乗ってもらうのは最低限必要かと思います。


Re: No title

ぶーちゃんさん、こんばんは。

ホンダアコードハッチバックやシティカブリオレってクルマもドアが大きかったのですが、アリュールにはそれよりはるかに巨大なドアが付いていました。
でもこのドアの厚み、サイドシルの太さは安全性のためって思うと安心で、国産車の薄いドアは却って恐いです。

試乗の時はドアの重さに気分も重くなったのですが、今では慣れてしまって何とも思いません。
ただ、ドアハンドル位置の「ドアのとんがり部分」は、デザインのためとはいえもう少し削って欲しかったところです(^_^;)
プロフィール

ざがあと

Author:ざがあと
クルマを買い換えてからクルマの話題が多いのですが、本来のアイドル系やテレビ、PCの話題も根強く続けています。
って、本当はアドビイラストレータのイラストを中心にするはずだったのですが、それはそのうちぼちぼち。
プジョーの話題が多いですが、その他の話題も楽しんでいってください。

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