オールドミニ

90年代の話になるので、もう20年以上前なのですが、職場の同僚でモーリスのいわゆるMINIに乗っている人がいました。

詳しいことはよく覚えていないのですが、確かクーパーではないので1.0Lぐらいだったと思うのですが、
「最近の軽自動車の方が速いです。置いて行かれます」
なんて言っていました。
このMINIは、中古で程度が普通のものを買ったそうですが、かなり高かったとか。なおさら軽自動車より遅いというのはショックだったのではありますまいか。しかもしょっちゅう故障して修理に出してばかりいたようで。
一方軽自動車と言えば、バブル崩壊後、維持費の安さが見直されて人気が沸騰し、登録車に負けない品質になってきた頃ですね。

それから少し経ってからなんですが、何かの職場のイベントで出かけたときにMINIに試乗させてもらう機会がありました。
モスグリーンのボディに白いルーフ、だったと思います。ユニオンジャックじゃないのかなんて言った覚えがあります。

小さいけど鉄板が厚そうでわりとがっしりしたボディなんですが、乗り込んでみてまず目についたのがステアリング。床から生えていてトラックのような角度。
シートは薄く安っぽくてかなり着座位置も低かったのですが、足もとは何もなくて、ダッシュボードもセンターに丸いメーターが一個あるだけで、ミニミニなクルマなのに開放感っていうかやたら広さを感じました。

その時に「あ!これか!」と思ったのは、「この感じ」は以前乗っていた「初代シビック」にそっくり。っていうか初代シビックがこのMINIをオマージュしていたのかも知れないって思いました。ダッシュボードの木目パネルなんかもそっくり。
いやいや、それ以前にシビックのベースになった「ホンダN360」が「和製MINI」だったのでしょう。

このMINIのタイヤは10インチで、当時の軽自動車が12インチになりつつあったのでかなり貧弱に見えました。っていうよりマグネシウムホイールだったかバナナスポークのアルミだったかなので、10インチの貧弱さをものともしない「MINIのこだわり」を感じました。

乗り込んで見ていろいろチェックしてテンションが上がってしまったので、少しだけ運転させてもらいました。
すべて左に寄りすぎているペダルが心許なかったものの、なんとか発進できたのですが、
「この乗り心地はないだろう」
って思いました。今でもよく覚えています。サスペンションストロークがほとんどなくて、路面の状況によりピョンコピョンコと跳ねる。それでいてゴツゴツガツガツでないのが不思議でした。ステアリングがすぱすぱ切れてハンドリングも素晴らしく。
「こ、これってカートか?」っていう感じの乗り味でした。

この乗り味はかなり面白いのですが、マニアックすぎて普段の生活で使う車としてはこれは無理だろうって思いました。
っていうか当時からすでにMINIはマニア向けのクルマだったようです。

当時の軽自動車は、すでにミラターボとかアルトワークスが出ていたので、このMINIに乗るのなら新しい軽かなとは思いましたが、これまで乗ったことのあるドイツ車やフランス車とまったく違うキャラクターが魅力で、ちょっとというかかなり欲しいクルマではありました。
今でも愛し続ける人がたくさんいるのもよくわかる魅力あるクルマです。

【今日の言葉】 やはりこのMINIの最大の魅力は「かっこよさ」で、それに尽きますよね
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なつかしい!

ざがあとさん、こんにちは^^

はい、昔ミニ乗りだった僕が通りますw

本物のモーリスであればたぶん1000ccで10インチタイヤですよね。
ただモーリスとかオースチン「仕様」に改造したローバーミニってのもありますからw
僕が乗ってたのがまさにそれでして、91年式のローバーミニをAustin Cooper S
「仕様」にしたものでした。
91年式と言えばSUキャブ仕様の最終型で、翌92年はキャブとインジェクションが共存した過渡期でした。

ただ、タイヤは既に12インチ、排気量も1300ccでしたね。
なので当然そのままではローター外径が大きすぎて10インチホイルが入らないので、ローターを小さくするいわゆる「10インチキット」なるものが市販されてまして、僕のもそれが入ってました。ブレーキのデチューンって今思うと怖い(^^;
type1もそうですが、歴史があるクルマってやはり古くてナンボ的価値観がある事は否めないので高年式モデルはビンテージモデル「仕様」なんてチューニング文化があるんですよね。

ミニの足回りはトーションバーでも勿論コイルスプリングでもなく、ラバーコーンていうゴム饅頭みたいなものを使ってまして、圧縮したゴムの復元力がサスペンションの代わりでした。
当然ながらサスストロークなんて長めにとれるわけもなく、だからあのカートのような乗り心地なんでしょうね。
タイヤ外径の小ささと相まって、ノーマルでも路面の小さなギャップを拾いまくりでしたが、シートが意外と良かったので、長距離でも意外と疲れない不思議なクルマでした。

あとラバーコーンと並んで特徴的なのが、エンジンオイルとミッションオイルが共用というバイクみたいなレイアウトでした。(ただしクラッチは乾式)
ゆえにあの小さなエンジンなのにオイル交換で6リッターとか必要でした!(!)
慣れてきたら、ギアの入りが渋くなってくると粘度が減ってきたって分かるので「そろそろオイル交換の時期かな?」なんて思ってました。
たぶんこれ、ミニ乗りあるあるだと思いますw

オイル漏れとかウィンドウシールドからの雨漏りとかwちょこちょこトラブルはありましたが、一度直せば同じ個所はそうそうは壊れない。
今思えば、「ガイシャ」の魅力や空気感?みたいなものを教えてくれたクルマだった気がします。
ちなみに今まで歴代所有したクルマの中で走行距離部門ではサンバーに次いで第二位でした。

208は完全に今時のクルマなので、ディーラーが少々遠くたってあまり心配はしてないのですが、さすがにtype1やミニは店が近くにないとかなり敷居が高い趣味になってしまいますよね。
そういう意味では恵まれていたなぁ~と岩手に来て初めて気づきました(笑)


Re: なつかしい!

decoさん、こんばんは。

やはり当時聞いた話では、古いMINIが今だ人気があるのは日本だけだってことで、MINIの「亜種」もかなり出回っているとか言ってました。なんのこっちゃと思いましたが、パーツを組み合わせていっちょ上がり的なものもあったとか。

この同僚のMINIはモーリスって言っていましたが、当時すでにローバーミニって呼び方もありましたね。エンジンの上にエアフィルターがあったのでキャブ仕様だったと思います。少なくとも「クーパーではない」「高くて買えないし」って言っていました。

>ラバーコーンていうゴム饅頭みたいなものを使ってまして、圧縮したゴムの復元力がサスペンションの代わりでした。
ああ。それは聞いたことがあります。
ベンツ、BMWのサスペンションは、日産ほか国産車がまねしていたので、それほど違和感はないっていうか普通のサスペンションって感じなのですが、このMINIのサスペンションとシトロエンのハイドロニューマチックは「なんだこれは」って思いました。
こういう足回りや乗り味、走りが個性的なので欧州車はすごいって思いました。
>今思えば、「ガイシャ」の魅力や空気感?みたいなものを教えてくれたクルマだった気がします。
まさにその通りですね(^o^)

それに比べるとプジョー208は、猫足とはいうもののずいぶんしっかりしている感じですが、まだまだフランス車らしさは持っていると思います。
っていうか昔のように個性的すぎては「国際商品」なりえないという訳です。
プジョー208に乗って日本車に比べてフランス的な乗り味や欧州車的なハンドリングとかに感動していますが、当のプジョーの中の人は国際的に通用する製品を目指しているのかも知れないので、そういうふうに思われるのは心外なのかも知れません。

すくなくとも、オールドMINIの時代に比べると技術が進歩して、他の国でも通用する製品になっているはずですが、ユーザー側がその辺の「らしさ」をくみ取って楽しめばいいのではないかと思います。

最新のBMW MINIもよくできているようですが、やっぱりオールドMINIはかっこいいですよね。

はじめまして

はじめまして 埼玉のショッカーライダーと申します。

実は明日、208プレミアムの青(と言うより藍?)が納車となります。

現在の愛車、青猫号こと1007が車検を迎えるに当たり一大決心で車を入れ替えます。
次期主力FXの選定で色々調べているうちに、ざがうとさんのページにたどり着きました。
色々参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

明日以降、新米208海苔としてこれからも頻繁に立ち寄らせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
(本文と関係なくて申し訳ありません)

Re: はじめまして

ショッカーライダーさん、初めまして。

208プレミアムの納車おめでとうございます。
カラドブルーは落ち着いた青で、フロントから見るとライオンロゴがくっきり見えて美しいです。
フローティンググリルのクロムメッキとも相性がいいようでとても美しい色です。

当然1.2LのETG5の仕様だと思いますが、2008の大きなボディでも動力性能的には十分と聞きますので、プレミアムなら余裕でしょう。1.6LのAL4仕様に比べれば燃費もかなり良さそうです。

っていうか、1007にお乗りだったらロボタイズドMTは操作が身についていると思うので違和感は全然ないと思います。1007に比べたらとにかく軽く感じるかも知れません。
拙ブログでも何度も言ってますが、シートのできもいいし、ボディ剛性、足回りもすごくよくできているので、クルーズコントロールを使ってどこまでもドライブに行きたくなること間違いなしです(^o^)

プジョー208は、ルノールーテシアに比べると大人のおしゃれさがあるし、シトロエンC3に比べるとまじめに使いやすく作っているようです。ましてやヴィッツやフィットよりは完全に思想も作りも上だし、スイフトよりおしゃれで魅力的です。ましてや作りが古く田舎くさいポロなど問題にしません。現時点ではBセグ車としてはベストと思います。価格以外は(笑)

拙ブログの情報がどれほどお役に立てたかわかりませんが、208オーナーがまた一人増えて本当にうれしいです。
これからもできるだけクルマの話題を乗せていきますので、思ったことをコメントしていただけるとうれしいです。

※「ショッカーライダー」ってお名前は、悪役なのかヒーローなのかわかりません。って仮面ライダーとは関係なかったりして(^o^)

No title

追記 ドイツ仕様では208にもpuretech110 のターボモデルが出たようです。

http://konfigurator.peugeot.de/konfigurator/208/5-turer/

Re: No title

vertinさん、こんばんは。

>追記 ドイツ仕様では208にもpuretech110 のターボモデルが出たようです。

情報ありがとうございます。
110馬力版のEB2ターボは、日本仕様では廃止になった「208GT」「208XY」に搭載していた「1.6Lターボ」の後継エンジンですね。
アリュールのターボは日本仕様の「208GT」なので、日本では導入はなさそうです。

また情報がありましたらよろしくお願いします。

※久しぶりにドイツ語を読みました。「208Like」は日本導入の噂がありますね(^o^)
プロフィール

ざがあと

Author:ざがあと
クルマを買い換えてからクルマの話題が多いのですが、本来のアイドル系やテレビ、PCの話題も根強く続けています。
って、本当はアドビイラストレータのイラストを中心にするはずだったのですが、それはそのうちぼちぼち。
プジョーの話題が多いですが、その他の話題も楽しんでいってください。

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