ペットボトル

会社で仕事を終えて帰る前にその日飲んだお茶とかの清涼飲料のペットボトルを捨てるのですが、会社では自販機横に分別したボックスが置いてあるわけで、そこに捨てようとしたらペットボトルがあふれている。
冬になると自販機補充の頻度が減るのと、12月に入って納期が迫って遅くまで居残る人が多いのとでペットボトルの量が半端ではありません。

洗剤とかシャンプーのボトルはエコとか言って詰め替えて再利用するのに、飲料のボトルは分別こそすれ、ラベルもキャップもつけたまま捨てられていました。ある特定の条件では健康とかエコとかうるさいのに、ちょっと面倒だったり無理があったりすると目をつぶってしまうという現実。

そのあふれたペットボトルを見て昔のことを思い出しました。

1980年頃某洗剤メーカーで営業をしていたのですが、当時はまだペットボトルが高価というか製造コストが高く、クリアで無傷のボトルは歩留まりがあまり高くなかったそうです。そういうボトルを採用したライバルメーカーの台所用洗剤「ママローヤル」は大ヒット。ローヤルという高級イメージそのままの商品は、クリアボトルなくして成り立たなかったでしょう。
私のところの会社も後発として「ルナマイルド」というのを出したのですが、やはり後発であるのと、ママレモンというお化け商品の後継であるママローヤルの浸透は深く、なかなかシェアを崩せません。

mamaroyal.jpg
lunamild.jpg

ところが事件が起きました。

ママローヤルの予想以上の大ヒットに、予定販売数を大幅に超えて、ライバル社では増産増産を繰り返したのですが、ビンメーカーがついて行けなかった。っていうか、ビンメーカーに原料のPETチップを提供している化学会社が音を上げてしまったのです。
ビンが作れなくてはママローヤルは作れません。1ヶ月以上出荷がストップする大事件。

ここぞとばかり、私のところの会社では、ルナマイルドの出荷増強と宣伝強化を行ったのですが、思ったほど売上は伸びませんでした。というのも、ライバル社は「ママレモン」をキャンペーン価格で出荷したからでした。なんだ、ママローヤル品切れごめんなさいキャンペーンかと思いました。

そこで思いついたことがあったので、担当していた「吉池 御徒町」の台所洗剤売り場でPOPを作ってみました。

「(大きく)大変申し訳ありません。ママローヤルは品切れ中です。
(小さく)この機会に花王の
(大きく)ルナマイルドをお試しください
(小さく)花王なら安心ですね」

なんで花王なら安心なのかよくわかりませんが、ライバル社製品の品切れのお詫びをするというこのPOPのせいでルナマイルドはバカ売れしました。
「店頭活性化賞」いただいたし、ちょうどボーナスの査定時期だったのでとてもタイムリーでした。

やはり次の週にライバル社の営業にPOPをはがされました。

【今日の言葉】 今の会社ではなかなかこういうプラス査定は取りにくくて困ります


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No title

この年代の、この商品のCMソングには中学生の頃の浜田麻里さんが起用されていたと思いますが、ご記憶にありますか?

Re: No title

タイムアゲインさん、こんばんは。レス遅くなりました。

>この商品のCMソングには中学生の頃の浜田麻里さんが起用されていたと思いますが
前の会社のことなので、当時の後輩にメールして調べて貰いました。
そしたら嘱託になっている方が覚えていたそうで、CM製作会社の博報堂が雇ったバイト少女だそうで、「どうやらそれがのちの浜田麻里だったらしい」という情報を得ました。製作会社側の話なのでどういう経緯でCMソングを歌うようになったのか分らないそうです。作曲家が歌わせたのかどうかも分りません。
嘱託さんに「とんでもない大昔の話だよ」ってあきれられたとか。
とりあえずあのCMソングは浜田麻里さんだったらしいということでyoutubeでも見られますね。
https://www.youtube.com/watch?v=CPrk2nOKftU
もっともこのCMではないかもしれませんが、確認のしようがありません(笑)
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ざがあと

Author:ざがあと
クルマを買い換えてからクルマの話題が多いのですが、本来のアイドル系やテレビ、PCの話題も根強く続けています。
って、本当はアドビイラストレータのイラストを中心にするはずだったのですが、それはそのうちぼちぼち。
プジョーの話題が多いですが、その他の話題も楽しんでいってください。

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